山岳事故 危険回避tips 「迷っても沢を下るな」

雲取山荘のベテランスタッフに聞いたことのまとめ。

山岳事故の8割は道迷い

特にトレイルランは足元を見ながら進むので迷いやすい。

道に迷ったときに沢(谷・川)を下ろうとしてはいけない

そして道に迷っているときには不安で仕方ないので、本能的に沢(斜面の低くなっているほう)を降りたくなってしまう。しかしそれが悪手。

登山道は基本的に斜面の高くなっている方(尾根)に敷かれているため、斜面を登ったほうが登山道に戻れる可能性が高い。

また沢には危険がたくさんである。

沢には人が近寄らない

登山道は尾根のほうに多くあるわけで、沢には人が近寄りづらい。つまり行動不能になった際に発見してもらえる可能性が低い。

沢には滝がある

滝を降りようとして滑落→骨折→衰弱死のコンボは定番といえる。

滝の岩場なんて濡れてツルツルで、装備なしで降りれるようなものではないのだ。

沢を下るくらいなら遭難地点から動かないほうが生存率は上がる。

 

 

「迷ったら沢を下ってはいけない」

これを知っているだけで山で最悪の事態になる可能性はグンと減る。

↓エキスパートが書いた記事にも同じことが載っていた。

道に迷っても沢に降りてはダメ!(登山初心者用) - ヤマレコ

地図には滝が載っていないケースがほとんど 

というのも恐ろしいですね。